岩﨑準子様
脳性麻痺で重度身体障害の娘と連弾で、ピアノ演奏活動をしている。

Q1 音楽レクリエーション(以下音レク)を体験されたのはどの様な場でしたか?そして参加されたご感想をお聞かせください。 A コロナ禍になる前、建て直した我が家で音楽友達を招き、時々ホームコンサートを開いていたのですが、ある時音楽療法士の堀越先生に参加して頂き、皆の前で、歌うことでの脳の活性化のお話や音レクをご披露して頂きました。歌いながらの簡単な体操では、右手左手が違う動きになると、急に何やら難しくなり、皆で戸惑いつつ、できないことに苦笑しながら楽しく参加しました。音楽を用いて楽しく簡単な動きで、いつも使わない脳を活性化できるということを学んだひと時でした。 Q2 オンラインでの活動にも参加いただきましたが、率直な感想を教えて下さい。 A コロナ禍になり、皆で集うことも、大きな声で歌うこともできなくなりましたが、音レクにもオンラインで何度か参加させていただき、参加者の皆さんと一緒に、画面の歌詞を見ながら自宅で大きな声で一緒に歌い、体操をして、集えなくても工夫次第で楽しめるものだと感じました。特に娘のような身体障害者には便利なことかもしれません。
Q3 動画も利用していただいておりますが、具体的にどの様に活用されていらっしゃいますか? A コロナ禍で、離れて一人暮らしをする母の所にも、なかなか行けなくなり、記憶力が低下してきているようだ、との話を聞き、素人ながら堀越先生の音楽療法を活用できないかと、先生の音レク動画を参考にさせて頂きながら、母にタブレットを買い渡し、ラインビデオ通話で週に4~5日、30分~1時間の音楽タイムを持つことにしました。100曲くらいの歌詞を印刷して持たせ、私が簡単な伴奏を付けながら、童謡、唱歌、懐メロなどを歌います。体操は私に知識が無いのと、画面が小さく、母が高齢で複雑なものはできないと思われるので、堀越先生の動画を参考に、1~2曲簡単なものをやっています。最初はうすぼんやりしていた母の顔が、次第に表情豊かに反応が良くなってきたような気がします。記憶力の低下が抑えられているかどうかは、一緒に住んでいないので定かではありませんが、他人と話すことの減った日常で、大きな声を出して歌を歌う時間を持つことは、母の楽しみになったようです。 Q4 音レクの魅力はどんなところだと感じられますか? A 音レクの魅力: 脳トレと言っても、小難しい問題を解くことは、最初から敬遠しがちですが、音楽に合わせると、楽しくできることではないでしょうか。そして、一人でも大勢でも楽しめることだと思います。

Q5 今後期待する事はなんでしょうか? A 色々な年代が一緒に楽しめる機会や場所が増えると良いと思います。(母は年寄りばかり集まっても楽しくないと言います。娘は障害者ばかりではつまらないと言います。)公民館のような所で、地域の子どもからお年寄りまで、障害者も健常者も、音楽を通じて一緒に楽しめるきっかけになって欲しいと思います。

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